こんにちは、今日も絶好調なまけサバイバーです^^
SLE患者の、あげは美樹さんの「難病あげは」の中の一文
「なんでそんなに元気なん?」
「ほんまに病気?」と人から驚かれ、少々呆れられてもいるそうです。
そんな彼女は、こう答える
「私は病体やけど病気やないもん」
「体は病に侵されているかもしれないけれど、心は病んでいない。」
僕も全く同じことを思っていますが、この言葉は素晴らしい。
僕自身、入院中に「患者さんに見えませんがどこが悪いんですか?」と何度聞かれたことか。
その度に「頭」とか「内側」とテキトーな回答をしていました。
全然、辛そうにもしていないし服を着てしまえば四肢に出ている点状出血は見えないので、言わない限り患者ということすら分からないでしょう。
病院のナースに言われて驚いたできごと
入院中のできごと。
患者数が少なくなり余裕があるということで、仲の良い年下のナースが雑談をしに私の部屋に来てくれました。
雑談をしていると、テンション高くこんなことを言い出したのです。
ナース
「こういう仕事をしていると、正直いつ病気になったり死んじゃうか分からないじゃないですか。だから、ちゃんと思いっきり遊んでおこうと思ってるんすよ。」
Me
「それは間違いないね。良い考えだと思う。よく遊んでよく仕事する方がね。」
ナース
「ナースだと休みの日には疲れて寝てるだけってやつが多いんですよ。俺は、患者さんたちと接してきて、俺が遊んでないと失礼だなって思うようになったから、休みの日は遊ぶことにしてるんです!遊んでるから仕事にもハリがでるってこともありますしね!」
Me「実際、しっかり仕事してるしね。イイと思うよ、その方が。」
よく遊び、よく働く、よく学ぶ。
すごく良いことだと思います。
僕は、分かっていたけれど「遊ぶ」「休む」ということが性格的になかなか難しかったです。
そのせいで身体が悲鳴をあげてしまいました。
普通に考えて、「いつ病気になるか分からない・いつ死んじゃうか分からない」という発言はするべきじゃないですよね。
まして相手は、ちょっとしたケガ等で入院している患者ではなく、そういう患者なのだから。
1年以上、入退院を繰り返していて仕事もできていない私に何でこんなことを言うのだろうかと考えてみたところ・・・
彼にとって、僕はそういう患者に見えていないからという結論に至りました。
いかにも病人の雰囲気が出ていて生気がなく、今後も社会復帰できないような患者に見えていたらそんな危険な発言はしないことでしょう。
僕が仕事復帰に向けて色々とアイデアを考えたり、勉強したりしていることも知っている彼だからそういう認識になっているのだと思います。
「病人」・「病気」に見せない作戦がうまくいっているという証拠。
こういった発言をされて傷つく方もいるかもしれませんが、病人に見えない膠原病ならでは良さだとも感じます。
ポジティブにとらえると、今後の未来が明るい患者という風に認識してもらえているということですね。
僕が実践している【病気・病人】にならないための対策
①病衣を着ない
病衣には魔力があって、あれを着てしまったら最期。一気に病人になってしまいます。
以前あれを着たことがあるんだけれど、明らかに身体のチカラが出にくい。
パジャマと同じ感覚なのかもしれないけれど、あれを着ると見た目からして病人になってしまう。
何といっても、他の辛そうにしている入院患者も同じ服装をしているもんだから影響をモロに受けてしまうということだと感じます。
②お気に入りの服を着る
病衣を着なければOKというわけでもなく、ダボダボしたスウェットで過ごすと元気が出ない。
なので、僕の場合はジャージを着ています。
僕にとってジャージは運動をするときに着るものなのです。
ジャージ以外には、自分にとってのお気に入りの服を着るということをしています。
「人はその制服通りの人間になる」byナポレオン
③明るい色を身につける
僕は、明るい色が好きなのでオレンジや青などの服を着ていたりします。
最も着たくない色は黒ですね。
せっかくなら気分が落ち着きすぎたり、元気になれないような黒は避けたいところ。
明るい色をうまく取り入れて気持ちも上向きにしていこう。
こういうことをしているから全然患者に見えないんだろうと思います。
「なんだそんなことか」と思うかもしれませんが、身だしなみと心の状態は結構リンクしていますよ。
猫背の人が、ステキなネックレスをプレゼントされたら胸を張って歩くようになったりね。
そういうわけで、【病気】にならないなんて簡単な話です。
【病は気から】
どうせなら自分でコントロールできる【気持ち】をしっかりと管理して【元気】楽しく過ごしていこう!