飲み合わせを意識せずに●●で薬を飲んだらダメなパターンがあるって知ってました?
「知ってるよ」と思いつつやってしまっていることがあるかもしれませんよ。
食べ物の話に逸れますが、味噌汁の具として入っているワカメとネギの話。
個人的に味噌汁の具の相性としては最高だと思いますが、実は栄養的には最悪の相性なんですよ。
ネギに含まれる硫化アリルがワカメのカルシウム吸収を阻害してしまうからです。
残念すぎる組み合わせ。神のイタズラか?
それはさておき、薬についても飲み方ひとつで効果が変わってしまうのは残念なことですよね。
というわけで以前からまとめたかった、薬の管理などについてまとめま~す!
薬の保存期限について
基本的には薬局に置いてある時点で1年以上は使用期限があるそうです。
念のためもらった薬の期限を調べてもらったところ、一番短いもので1年半ほど、長いもので3年ほど期限まで余裕がありました。
薬剤師さんに聞いてみるとすぐ調べてくれるので、気になる方はチェックしてみてください。
使用期限切れの薬を飲んだらどうなる
仮に使用期限が切れた薬は何が問題なのか。
薬そのものの含量が減ってしまうことで、効果が減弱したり無くなってしまうそうです。
ただし、高温・多湿環境で管理していた薬は期限前でも効果が減弱してしまう可能性が高いとのことでした。
また、期限内でも薬の味や見た目が変化していた場合は使用を中止した方がいいそうです。
僕は普段から鞄に薬を入れて持ち歩いていますが、できるだけ直射日光が当たらないように入れる位置には気をつけています。
薬を管理する場所や方法はちゃんと考えておいた方が良いですね。
薬の効果的な管理方法とは
①高温・多湿を避ける
薬は通常室温で保管可のものが多いですが、室内でも高温になるような場所(直射日光の当たる場所や、車やトランクの中など)では管理しない方が良い。
シロップなどの液剤は細菌などが繁殖することがあるため、冷蔵庫で保管した方がよいものもあります。
②乾燥剤を入れた缶で保管
薬は湿度が高い場所で保管すると溶けてしまったり、変色してしまうことがある。
多湿を避けるため、普段から引き出しの中や 乾燥剤を入れた缶などに保管すると良いでしょう。
③光を遮断できる容器に保管する
日光や蛍光灯の光は薬の成分を分解・変化させることがある。
光の通らない缶などの容器に入れて保管すると安心です。
薬の効き目のピークはいつか
薬は飲んでから徐々に血中濃度が高くなることで効果がみられるものです。
1日3回飲む薬の場合、飲んでから2時間後くらいがピークになるそうです。
そこから徐々に血中濃度が下がってくるので、下がってきた頃に次の薬を飲む時間が来るという仕組みだそうです。
薬によって持続時間が全然違うので飲む回数も違うということですね。
薬を飲み忘れた場合はどうしたらいいか
2回分まとめて飲むのはNG
2回分飲むと血中濃度が大きく狂ってしまいます。血中濃度が上がりすぎることで作用も副作用も強く出てしまうことがあるからですね。
飲み忘れに気づいたのが早ければ、その時点で飲み、次に飲む時間をいつもより遅らせる。
気づくのが遅れすぎて次に薬を飲む時間が迫っている場合は、1回分スキップしてOK。
飲み忘れることで重大なリスクになる薬もあるので、その場合の対応は薬剤師にしっかり確認しておいた方が良いです。
プレドニンの場合はどうか
主治医に確認してと言われたので、主治医に確認したところ
「朝・夕で2回飲んでいた時、飲み忘れた時は気づいた時点で飲んだり、夜の分を増やしたりという対応でいいですよ」
とのこと。
「飲まないこと」が一番のリスクであるので、時間がズレることはそれほど問題ではないとのことでした。
薬を飲むタイミング食前・食間・食後について
これ、結構勘違いしている人いるんじゃないだろうか?と思ったのでまとめておきます。ちょっとややこしくないですか?
空腹時:僕が飲んでいるレボレードという薬は空腹時に飲む薬として「食後2時間」あけてから飲んでくださいと言われています。
胃に食べ物が残っていると、その分に吸収率が悪くなることと、食事内容によって最悪薬の効果がほとんどない状態になってしまうためです。
結構、気を使う薬もありますね。
食前:食事の60~30分前くらいまでに飲む薬。食べ物や胃酸の影響を受けやすい薬に多い飲み方。
食直前:食事の5分前くらいに飲む薬。糖尿病の血糖を下げる薬のように食後すぐに効果が出てほしい薬に多い飲み方。
食後:食事の後30分以内に飲む薬のこと。薬の作業で胃が荒れる場合は胃の中に食べ物が残っている状態で服用します。体調不良などであまり食べられない場合は、クッキー1枚程度でも一応食事が胃に入ることになるので食後の状態を作ることができるそうです。
何も食べずに食後の薬を飲まないようにしましょう。
食間:食事と食事の間に飲む薬。前の食事から2時間後くらいに飲む薬です。食事中に飲むわけじゃないですよ。僕はそうなのかと思っていましたが(笑)
とんぷく(頓服):症状がある時に飲む薬。
薬には1日に服用できる回数や薬を飲む間隔など、それぞれルールがあります。
それは、正しく服用しないと効果が出なかったり、効果がゼロに近くなったり、副作用が強く現れたりする場合があるからです。
生命の危機に直結することもありますから、しっかり服用方法は守っていきましょう。
粉薬がニガテな人はどうする?
僕は子供の時に粉薬を飲むことに失敗して大変苦しい思いをしたことがあります。
そのため粉薬NGにしてきました。ところが、粉薬不可避の事態になったので頑張って克服しました。
粉薬不可避状況になった場合の対策として
- オブラートに包んで飲む
- カプセルに入れて飲むことはできないか確認する
- 水に溶かす(溶けにくい上、とにかくマズイのでおすすめしません)
僕が一番いいと感じた方法は、口に水を含んでから粉薬を飲む方法です。
子どもの頃は、粉薬を先に口に入れて飲んでいたので苦しい思いをしましたが、先に口に水分を含んでおけばそれほど苦さも感じず苦しくもないということが分かりました。
今では粉薬を克服しています。普通のことなのかも知れませんが、僕にとっては良い方法でした。
薬は勝手に形を変えてはいけない
錠剤が大きくて飲みにくいからと言って、勝手に砕いてはいけません。
砕いても良いものとそうでないものがあるので、飲みにくい場合は薬剤師に相談ですね。
僕は錠剤の抗生剤を増量する際に、指定の量が錠剤で測れないために粉状に粉砕して服用することになったことがあります。
その薬は粉砕も半分に割ることもOKの薬だったので、そういう対応ができたということでした。
錠剤が辛い場合は粉状に粉砕してもらったり、オブラートに包んで飲むなどの対応ができると良いですね。
ちなみにカプセルのくすりを開けて中だけ飲もうとする方がいるそうですが、これもNGです。
カプセルを外して飲んでしまうと、たとえば腸で吸収してほしいくすりが胃の段階で溶けてしまうと目的の場所で吸収されなくなるので効果が弱くなってしまう。
また、副作用が強くなる場合もあるそうです。
せっかくカプセルで飲みやすくしてくれているものなので、分解せずに飲んだ方がいいですね。
Q.薬をお茶で飲んで良いか
A.基本的には水かぬるま湯で飲むことが望ましい。
くすりの内容によっては、お茶の成分であるタンニンの影響でくすりが吸収されにくくなる場合があるため。
コーヒーや紅茶に含まれるカフェインにも注意が必要。
風邪薬や気管支拡張剤とカフェインを一緒に摂取すると相互作用により頭痛を引き起こす場合もあります。
熱いお湯で飲むとくすりが分解されてしまうこともあるとのことなので、基本的には水か、ぬるま湯がいいですね。
※また何か情報を得たら随時追記しますね。
何か知りたいことやこういう事も知っておいた方がいいということがあったらコメントやTwitterで教えてくださると嬉しいです^^