まとめ

そもそも免疫ってなに?って人のためのまとめ

投稿日:2017年4月11日 更新日:

今日も絶好調、なまけサバイバーです!

 

テレビや雑誌、はたまた日常会話の中でも「免疫力」という言葉がささやかれたり、つぶやかれたりしています。

 

免疫力をUPさせる生活やら運動やら食材やら・・・最近ではLPSというリポポリサッカライドという物質が注目されたり、すぐに忘れ去られたりしていますね。

 

そんな中、いまさら言いにくいけどそもそも免疫ってなんなの?っていう人もいますよね。

 

(僕のことです)

 

そういうわけで、分かりにくい免疫について簡単にサラッとまとめます。

 

そもそも免疫の役割とは

1、身体の外から侵入しようとする細菌や微生物を防御する

 

2、侵入してきた微生物の排除をする

 

3、微生物や細菌に感染した細胞や腫瘍などの異常細胞を排除する

 

つまり、自分自身(自己)と異なる異物(非自己)を排除するためのシステムのこと。

と言えます。

 

この辺はなんとなくイメージつきますね。

 

抗原・抗体ってなに?

抗原:侵入者のことです。

つまり、免疫細胞に非自己と判断された細菌やウイルスなどの異物のことです。

 

抗体:抗原と結合することによって免疫細胞の働きを活性化してくれるもの(免疫グロブリン)

 

免疫の構成要素

①免疫細胞(白血球のこと)

 

②免疫物質・分子

 

③リンパ器官

 

これらの協力体制によって免疫システムが稼働しています。

 

免疫細胞とは(いわゆる白血球のこと)

 

免疫細胞は骨髄の【造血幹細胞】という、あらゆる血球に分化出来る素晴らしい細胞から作られます。

 

造血幹細胞から大きく2つに分かれ、そこから→の先の細胞に分化します。

 

1、骨髄系前駆細胞→顆粒球(好中球・好酸球・好塩基球)・単球

→マクロファージ・樹状細胞・マスト細胞

 

2、リンパ系前駆細胞→リンパ球・胸腺(B細胞・T細胞・ナチュラルキラーNK細胞)

→形質細胞

 

一次防御!白血球の働き 自然免疫とは

生まれながらに持っている免疫機能で、非自己と認識した者に対して、無差別に働く免疫のこと。

 

簡単に言うと

 

皮膚や粘膜レベルにウイルスや細菌が付着したときに対応してくれる免疫反応ということです。

 

働き
1、体表バリアー機能

 

実は、人間の皮膚や粘膜は異物の侵入を防ぐバリアーとしての機能があります。

 

口・鼻の穴・尿道などの粘膜は物理的にバリアー機能が低いので、粘膜の表面が粘液や分泌液で潤わせて異物や病原体が身体に侵入しにくい状況を作ってバリアーしています。

 

バリアーを形成するフローラとは

 

生後直後から、皮膚と粘膜の表面に微生物が付着する。それらを常在微生物叢(フローラ)と呼ぶ。

 

この微生物のおかげで、体表面の皮膚や粘膜のバリアー機能が働いているので、異物の侵入を防いでくれるというわけです。

 

2、バリアーを突破されたらどうなる

 

体内に異物が侵入してしまった場合、炎症が起きます。

 

【細菌】に対しては主に白血球である好中球・マクロファージによる貪食作用が行われる。

 

※これらは食細胞と呼ばれ、細菌などの異物をドンドン自分の中に取り込む細胞なので貪食細胞と言われています。

 

バクバク食べて殺してくれるというわけですね。

 

【ウイルス】

 

主にNK細胞による感染細胞の破壊が行われる。

笑うとNK細胞が活性化するという話、よく聞きますよね。

 

その辺は、また別の機会に。

 

二次防御! リンパ球の働き 獲得免疫とは

一次防御が破られ、侵入を許してしまった場合にはより強力な獲得免疫が働きます。

 

それは、【リンパ球】の働きによるものです。

B細胞・T細胞が担当しています。

 

働き

入ってきた抗原を認識して記憶しておく機能を持つ。

 

これによって、同一の異物が再度侵入してきた場合に、より素早く、効果的に対処出来る。(ワクチン接種)

 

「なんとなく免疫のこと分かったような気がする」というところを目指し、細かくなり過ぎないように、サラッとまとめました。

 

なまけサバイバーでした!

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