患者の心得

患者力を高めて主治医と良好な関係を築くために必要なこと。僕が意識していること。

投稿日:2016年6月18日 更新日:

こんにちは、今日も絶好調なまけサバイバーです^^

【主治医と良好な関係を築くために必要なこと】

 

繰り返される入院生活の中で、「先生と話がしにくい」という患者さんが結構多いことが分かりました。

 

そういうわけで入院患者の経験から、僕が思う主治医と良好な関係を築くために必要なことと、やってはいけないことをまとめてきます。

 

●入院患者の声と医師の声●

「先生と話がしにくい」入院していると良く耳にする話題である。

 

入院の場合は担当する医師は選べないので、主治医との関係性は非常に重要だ。

 

熱心に話を聞いてくれる医師もいれば、話をすれば聞いてくれる医師、患者の話を全然聞かない医師も存在する。

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一方、医師は「何で看護師には言うのに我々には話してくれないんだ」と言っていたりする。

 

医師も同じ人間。人と人なので、嫌われてしまうと良いことがない。

 

真剣に診察してもらえなかったり、退院を急かされたりすることもないとは言えない。

この嫌われてしまうというのはどういう時に起こるか。

 

医療者と良好な関係が築きにくい患者の特徴

①口うるさすぎる

 

ことあるごとに細かいことを言ってくる患者・家族は嫌われる。

 

あとは、いつもピリピリしていてクレームが多いのも同様に要注意人物扱いになりやすい。

 

当然、普通の患者・家族よりも神経を使い、トラブルが起きやすいため面倒だからだ。

②検査・治療を指定

今の時代、テレビ・ネット等で医療系の番組が盛んに放送されているので、知識のある患者も少なくない。

 

「この検査・治療をしてほしい」と強くグイグイ言われると、医師としては内心気分が良くないはずだ。

 

それを決めるのは医師の権限なのだから。

 

③嘘をつく

 

例えば、ありがちなのが糖尿病患者の間食。

 

間食をしたのに、「食べていない」と嘘をつくパターン。

 

嘘をついても血糖値や血液データを見ると、バレてしまうのだ。

 

つまり、「間食してないのに、こんなに急に血糖値が上がるわけないだろ!」と医師は気が付いてしまい、信用を失う。

 

その他コレステロール値であったりその他の数値などでも色々と疑われていることもあるようです。

④勝手にくすりをやめる(捨てる)

 

「くすりは身体に良くないから」という理由で、自己判断でくすりを飲まなかったり、捨ててしまう患者がいる。

 

医師は患者の血圧など身体状況を総合的に判断して薬の処方をしている。

 

主治医の方針に従わないことになるので、当然嫌われるうえ信用を失うことになる。

⑤医師を信用していない

 

「先生、こんなことしていて良くなるんですか!?」

 

「もっとこうしたらいいんじゃないですか!?」

 

「全然良くならないじゃないですか!」

 

などなど。

 

必死さゆえに、言ってしまう気持ちは分からなくはない。

 

ただ、そういった発言はあまりにも失礼。

 

最悪、「だったら転院してください」と言われてもおかしくないだろう。

 

実際、そういうケースもあった。

 

主治医と良好な関係を築くために僕がしていること

近年、医師ー患者の関係性に変化が出てきているという。

2017年12月に放送された「あさイチ」で特集されていた「患者力」の中で紹介されていたことは

 

新しいタイプの医者が増え、患者が望む医療が受けられる時代になってきているという。

 

それはすなわち「患者に治療法を選ばせる」医師が増えているということだそうだ。

 

実際、僕が最初に入院していた病院では、昔の医師のように有無を言わせずに方針を決定されることはなかった。

 

それと同時に、かなり患者の意見を尊重してくれる医師だったために選択に迷うことが個人的には多かった。

 

医者の考えや方針に対し、「すべてお任せ」という態度がよろしくないことは言うまでもないが、ほとんどこちらに選択させるというスタイルもなかなか難しい。

 

医師が責任を逃れるためにしている場合もあるので、しっかりと話を聞いてメリット・デメリットを見極めて治療方針を決定していけることが大切になると感じる。

①きちんと意見を述べる

 

僕は、嫌われないために【良い患者】を演出する必要はないと考えている。

 

僕の言う良い患者というのは、医師の言うことをそのまま受け入れ、自分の意見も言わず「先生に全てお任せします。」という態度のことだ。

 

これは良くない。

 

僕は、基本的に検査や治療に関して自分の意見を述べることや、気になることは質問することが必要だと考えている。

 

身体を真剣に治したいという気持ちがなければそういう行動にならないわけだし、その気持ちは医師にも伝わるからだ。

②【受け身】ではなく【能動的】に

 

【受け身】ではなく【能動的】に主治医と関わることが必要だ。

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現在、僕は約9ヶ月リウマチ科医師にお世話になっている。

 

自分の意見を述べたうえで医師の考えも聞き、そこで判断するという形をとっていただいている。

 

僕が色々と意見したことで、医師が予定していた通常のパターンとは違う治療計画に変更し、結果的に主治医も驚くほどの効果が出たことがある。

 

「なまけサバイバーさんから【こうしたい】って言われなかったら通常こういうことはしないので、私たちも驚きました」と言われたことがあった。

 

膠原病は分からないことが多いうえ、症状に個人差がかなりある。

 

個別性の高い治療方針を立てる上で、患者本人にしか分からない体調や感覚は、重要な要素だと言える。

 

聴診器を当てたり、視診や触診だけでは分からないことも多くあるのだ。

 

自分にとって良かったこと、悪かったことなども正直に話すようにすることも大事だと感じる。

 

間食しすぎてしまったとか、運動を全然しなかったとか、逆に活動をし過ぎたとか。

 

こういったことを自分から話すことで医師からも色々と質問されることが増えることになる。

意見を言う時、心掛けていること

 

心掛けていることは、【絶対に自分の考えを押し通そうとしない】こと。

 

意見を言うことと、自分の考えを無理やり通そうとすることは異なる。

 

あくまで治療方針を決定することは医師の権限であることは忘れてはいけない。

 

ただし、全てをお任せします!という態度は真剣さが伝わらないので、医師も真剣になりにくいのではないかと感じる。

 

それは言い過ぎかもしれないが、いずれにしても真剣に治したい!という気持ちが感じられる患者には応えたいと思うのが人間ではないだろうか。

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医師は偉大だ

 

大前提として、医師は偉くてスゴイ存在なのだということを忘れてはならない。

 

病院では看護師や薬剤師など様々な職業がチームとして働いているが、一番力があり偉いのは医師である。

 

言い方が悪くなるかもしれないが・・・

 

こういったことから医師はプライドが高いことが多い。

 

いかに穏やかな医師で話しやすかったとしても。

 

お医者様は神様なのだ。そういう気持ちで医師と接することを忘れてはいけないと思う。

質問の仕方

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先生が来てくれたときに質問を考えていては、めんどくさがられてしまう可能性がある。

 

質問事項は事前に考えておき、メモは必ずとる。

 

いそがしいタイミングで質問しないことも大事だ。

 

あとは、主治医の外来日や比較的いそがしくないタイミングを把握したうえで質問をまとめてするようにしている。

感謝の気持ちを忘れない

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色々と意見を述べるため、医師にとっては普通の患者に比べると面倒くさいと感じられるかもしれない。

 

それでも、治療・治癒のために全力で向き合ってくださる医師に感謝しきれない気持ちでいっぱいだ。

 

この気持ちをもっているだけで、主治医と良好な関係を築きやすくなるだろう。

まとめ

以上、思いつくまま書いてみました。

 

患者自身がどれだけ自分の病気をなんとかしたいと感じているかが伝わるかがポイントかと思います。

 

自分自身でネットを使って情報収集していても、医師にしかアクセスできない情報サイトがあったりもするので、情報格差は確実に生じます。

 

しかし、病気や薬の副作用の情報を主体的に収集している患者であれば、医師の対応も変わってくるのではないかと感じます。

 

「魚心あれば水心」とも言いますし、積極的に治療に関わる患者になった方が全体的に良いことが多いです。

こういった積極的な態度も医師・医療者と信頼関係を築くために必要なステップだと感じますね。

 

なまけサバイバーでした!

 

それではsee you next t~ime♪

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