SLE関連 まとめ

意外と知らない紫外線情報と対策まとめ

投稿日:2016年5月24日 更新日:

生活するうえで、紫外線の影響は無視出来ないものです。

 

紫外線について調べてみたところ、分かっているようで案外分かっていないことが多かったのでまとめてみました。

 

女性からすると、当たり前でしょ!という内容のことも、紫外線対策を一切しない人生だった僕は知らないことだらけでした。

 

では、基本的なところから、まとめるよー!

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紫外線についての対策など情報まとめ

 

そもそも紫外線ってなに

紫外線(UV)は、太陽光の中で強いエネルギーを持つ光のこと。

 

波長の長さによりUV-A・UV-B・UV-Cに分類される。

 

UV-AとUV-Bの一部はオゾン層を通過するため、地表まで到達するため、肌に悪影響を及ぼす。

 

UV-A:太陽から地表に届く紫外線の95%を占める。

 

波長が長く、35~50%が表皮を通過、真皮まで到達し色素沈着(サンタン)を起こし、肌を黒くさせる。窓ガラスを透過するため、室内にもUV-Aは入り込んでくる。

継続的に浴び続けることで皮膚の弾性繊維・膠原繊維(コラーゲン)にダメージを与えるため、皮膚の【シワ】や【たるみ】などの老化現象を引き起こす。

 

UV-B:太陽から地表に届く紫外線の約5%を占める。UV-Aより波長が短いため、真皮までは到達せず、手前の表皮まで到達。

 

窓ガラスに吸収されるため、室内には入り込まない。

 

浴びた直後から主に表皮で急激に作用して肌が赤くなる炎症(サンバーン)をお越し、【シミ】・【ソバカス】・【皮膚がん】などを引きおこし、肌の乾燥の原因ともなる。

 

これらの紫外線による皮膚の老化を【光老化】という。光老化は加齢だけでは起きないと言われており、高齢になっても紫外線の影響を受けにくい腹部や臀部の皮膚は白く、深いシワがみられない方が多い。

 

紫外線量

紫外線は年間を通して地表に降り注いでいる。

特に3月から増え始め、5~7月が最も強くなる。

 

時間帯による差

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一番多い時間帯は10時~14時この時間帯に、一日の半分以上の紫外線が降り注いでいる。

 

天気による差

快晴の日の紫外線量を100%とした場合、薄曇り程度であれば50~80%、雨の日では20~30%くらい紫外線は降り注いでいる。

 

私は曇りの日は、もっと紫外線が少ないと思ってノーガードで外出していたので50~80%という数字には衝撃を受けました(^_^;)

 

対策

①日焼け止めを塗る

 

2-3時間おきに塗りなおす方が効果が持続しやすい。

 

②UV加工を施した日傘を差す。

③UV加工を施した帽子・サングラスを着用

 

帽子だけで約20%カット、サングラスで約90%カットすることが出来る。

 

眼から入った紫外線により、白内障や緑内障のリスクが高くなることが報告されている。

 

ただの黒いサングラスでは効果がないため、UVカット加工を施したサングラスの着用が必要。

 

④長袖の服を着る(風通しを良くする) 

 

紫外線対策先進国オーストラリアでの取り組み

 

オーストラリアは皮膚がん多発国であるため、紫外線対策に積極的であるそうだ。そんなオーストラリアではスローガンとして以下を掲げている。

 

Slip:スリップ(長袖を着る)

 

Slop:スロップ(サンスクリーン剤を塗る)

 

Slap:スラップ(帽子をかぶる)

 

Wrap:ラップ(サングラスをかける)

 

これらの対策がいかに重要かが伺えますね。

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日焼け止めについて

紫外線から肌を防御することを目的に

 

①紫外線吸収剤:成分がいったん紫外線を吸収し熱エネルギーに変えて放出する。

 

②紫外線散乱剤:紫外線を物理的に散乱・反射させる。

 

が主成分として入っている。

 

SPF:紫外線のUV-Bを何倍防ぐことが出来るかを表す数値。

 

例)SPF1=20分

 

何も塗らないで20分で肌が赤くなり始める人がSPF25日焼け止めを使用した場合、20分×25=500分(約8時間)、理論値として肌が赤くなるのを防げる。

 

※あくまで目安。

 

PA:紫外線のUV-Aをどれうらい帽子出来るかの目安。

 

4段階に区分され、効果の度合いを+の数で表す。

PA+

PA++

PA+++

PA++++

 

※肌が敏感な方の場合、低刺激性の日焼け止めを選ぶ方が良い。配合成分が少なく、紫外線吸収剤無配合であるノンケミカルタイプが良い。

 

紫外線吸収剤は肌への負担が大きく、トラブルを起こしやすいため、日本では散乱剤が一般的。

 

散乱剤の性質上、紫外線防御力には限界があり、SPF50以上の製品では 吸収材も配合されているものが一般的。

 

日常生活を送る上では、SPF30くらいで十分

 

散乱剤は汗をかいたり、触ったりしているうちに効果が弱くなってしまうので、2-3時間おきを目安に、頻繁に塗りなおす必要がある。

 

 実は黒い服よりも白い服が良い理由

黒色はあらゆる光を吸収してくれるが、熱も吸収してしまう。その熱が肌へのダメージに関わっていると言われている。

 

衣類は黒よりも光を反射する白色の方が良い。

 

素材による差

先日観た世界一受けたい授業の実験コーナーで、【綿】VS【ポリエステル】どちらが肌を紫外線から守ってくれるか。というコーナーがありました。

 

ポリエステルは紫外線を一切通さない という衝撃の結果が出ました。

 

これは、ポリエステル分子が紫外線を吸収するため、肌まで紫外線が届かないとのこと。

 

紫外線を防ぐには黒い服という認識があったので、これは予想外でした。

 

服の色で紫外線防御率は変わらないそうです。皆さん、知ってましたか?

 

最近は、UVカット加工の施された製品が売られていますよね。

 

先日、UNIQLOにも売られていますね。

 

ちなみに、記事の表面に紫外線を吸収・乱反射させる加工を施すタイプと、吸収剤を高濃度に練りこむ加工を施すタイプがあるそうです。

 

紫外線対策をしっかりされている方からすると、「こんなの常識よ~」と思うかもしれませんが、僕にとっては、予想外の事実がたくさんあり驚きました。

 

♪太陽は~罪なやつ~ですね。

 

SLE患者の生活とは切っても切れない関係の紫外線。ハッキリ言って死活問題です。

※(SLEでは、日光過敏症がなくても、紫外線を浴びることで病状が悪化する場合があります。

 

主治医によると

5月から紫外線が強いという認識がない方が多いためか、5月からSLEを発症する方が多いそうです。

 

紫外線の知識をつけて、しっかり対策していきましょう!!

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