こんばんは、なまけサバイバーです。
最近、一気に冬になってきましたね。インフルエンザが流行し始めるこの頃、ますます家に閉じこもりがちになりますね。
寒さがニガテな僕にとっては、辛い時期が続きます。
そうそう、身体を冷やし過ぎると免疫力が下がるので、感染症により一層気をつけましょう!
それはさておき
今日は、難病患者・元医療者として医療費のことで思うことを書きます。
日本の医療費
現在、日本では主に高齢化と高度かつ高額な医療技術の保険適用により、医療費が毎年数千
億円から約一兆円ずつ増加していることが問題になっています。
日本人が病気やけがの治療のために医療機関にかかった費用の総額である国民医療費は、
2015年度は41兆5000億円となり、前年度よりも1.5兆円増になっています。
医療費増加の要因
- 高齢者の増加
- 医療技術の進歩
- 医療技術の普及
- 高度な医療技術の導入
我が国は世界一の高齢国であり、高齢者の方が若者よりも医療費がかかるので、医療費は増えるばかりと言えます。
また、医療技術の進歩によって医療費がよりかかってしまうこともあります。技術の進歩が医療費削減につながるわけではないということですね。
今まで治せなかった病気が治せるようになったり、対象外であった疾患が指定難病になったことで補助が出るようになったり、患者としては喜ばしいことが増えると言えます。
ただし、高額な医療技術や薬が開発されたことによって医療費が膨れ上がる原因にもなるという側面は忘れてはならないところだと感じます。
ジェネリック医薬品を選ぼう
みなさん、後発医薬品(ジェネリック医薬品)を使っていますか?
ジェネリック医薬品は、先発医薬品と治療学的に同等であるものとして製造・販売が承認されるものです。
一般的に研究開発に要する費用が低く抑えられることから、先発医薬品に比べて薬価が安くなっています。
つまり、ジェネリックを使用・普及させることは、患者負担の軽減や医療費削減につながるということです。
これを選ぶことにより、確実に医療費を下げることができるという素晴らしいものです。
日本のジェネリックのシェア率
日本のジェネリック医薬品の数量シェアは49%(2013年10月からの1年間平均)で、米
国(92%)やフランス(64%)などと比べて明らかに低いことが判明しています。
SLEなど特定疾患の方は月々の医療費上限が決まっているので、自己負担額は変わりません。
高額なままの薬をもらおうが、ジェネリック医薬品に変えてもらおうが自己負担額は同じです。
ただ、薬以外のもので自分が何かを買う場合で考えてみてください。
「同じ効果」で値段が安いものがあるならが、値段の安い方を選択しますよね?
わざわざ高いものを買う方の方が少ないと思います。
それと同じことです。
自分自身のメリットはないとしても、国のため、支えてくれている人のために、ジェネリック医薬品を使う方が望ましいと考えます。
小さいことかもしれませんが、ジェネリック医薬品を選択する方が増えれば、その積み重ねは大きな力になることは間違いありません。
こうして少しだけでも医療費の削減に貢献できればいいですね。
高額な薬などの治療費を負担していただいている難病患者として、少しでも改善できるところはしていきたいところです。
ぜひ、ジェネリック医薬品の使用を検討してみてください。
今日は、薬剤師でもないのに薬の話をしてみました。
少しでも医療費が削減できますように!
それではSee you next t~ime♪