本日も、全力でなまけ中。
なまけサバイバーです。
先日、外来受診後に薬局に行った際、プラケニルだけもらえませんでした。
外来受診後、薬局にて
— なまけサバイバー@なまけ方改革 (@namake3818) March 26, 2020
「プラケニルの入荷が遅れていまして、今日はお渡しできない状況です」
コロナの影響なのか分かりませんが、こういう事態になっています。
普段から薬を多めにもらっておくと安心ですね。#プラケニル #ヒドロキシクロロキン #コロナ
プラケニルを使い始めて3年くらいになりますが、もらえなかったことは過去一度もありませんでした。
新型コロナウイルスの治療薬として認められた影響が、あるのかもしれません。
こういうこともあろうかと、僕は全ての薬を3週間分くらいは余分にもらっています。
こうしておけば、いつ震災などによって薬が手に入らない状態になっても多少は安心です。
こういう事態に備えて、普段から薬は多めにもらっておきましょう。主治医に伝えれば、すんなり多めに出してもらえます。
それに加えて、外出先で飲めるように外出時用の薬を持っていると、さらに安心です。
震災やら何かしらの理由で家に帰れず、「薬が手に入らない!どうしよう!」という事態にならないように、普段から備えておきましょう。
僕が使っているレボレードなどの薬は、特殊な薬なので、すぐに手に入らない場合があります。
こういう大事な薬は、風邪薬と違って命に関わることもありますから、準備をしっかりしておきましょう。
これから外来受診の方へ
プラケニルを処方してもらう予定がある場合は、かかりつけの薬局にプラケニルの在庫確認をしておきましょう。
いつもの薬局に薬がない場合は、在庫のある薬局に行くか、取り寄せてもらうなどの対応をお願いしましょう。
とりあえず、できることはやっておいた方が安心ですからね。
それではSee you next t~ime♪
追記:プラケニル買い占めの動きについて
新型コロナウイルスへの感染を予防するワクチンや治療薬については、3月16日にアメリカ国立衛生研究所がヒト臨床試験をスタートさせたほか、アメリカ国防高等研究計画局(DARPA)が大量生産可能な予防薬の開発に着手しています。
そんな中、医療現場ではトランプ大統領が治療薬として有望視した未実証の薬が医師らによって買い占められていると報じられています。
Doctors Are Hoarding Unproven Coronavirus Medicine by Writing Prescriptions for Themselves and Their Families — ProPublica
https://www.propublica.org/article/doctors-are-hoarding-unproven-coronavirus-medicine-by-writing-prescriptions-for-themselves-and-their-families
Hydroxychloroquine May Not Work Against COVID-19, But Hoarding's Already A Problem : Shots - Health News : NPR
https://www.npr.org/sections/health-shots/2020/03/23/820228658/why-hoarding-of-hydroxychloroquine-needs-to-stop
Lupus patients struggle to fill prescriptions after Trump touts drug for COVID-19: "This is endangering lives" - CBS News
https://www.cbsnews.com/news/coronavirus-lupus-patients-struggle-fill-prescriptions-after-trump-touts-vital-drug-as-covid-19-treatment/
Chloroquine and hydroxychloroquine: What to know about the potential coronavirus drugs - CNN
https://edition.cnn.com/2020/03/23/health/chloroquine-hydroxycholoroquine-drugs-explained/index.html
「プラケニル」という商品名で流通している抗マラリア剤のヒドロキシクロロキンは、全身性エリテマトーデスの治療薬や関節リウマチの炎症を抑える薬としても用いられている薬です。
このヒドロキシクロロキンについて、日本感染症学会はウェブサイトで「(PDFファイル)ヒドロキシクロロキンを使用し症状が改善したCOVID-19の2例」を掲載し、新型コロナウイルス感染症と診断された69歳の男性と66歳の女性について「ヒドロキシクロロキンの投与開始後2日目より2症例とも症状が改善し始めており、ヒドロキシクロロキンが有効であった可能性が考えられた」と報告しました。
また、フランスで行われた臨床試験でも、「ヒドロキシクロロキンと抗生物質のアジスロマイシンの混合投与は、新型コロナウイルス除去のために著しく効果的だった」との結果が得られたと報告されています。
こうした事例を背景に、アメリカのトランプ大統領は2020年3月19日にホワイトハウスで開かれた会見で「ヒドロキシクロロキンやその類似薬のクロロキンと、抗ウイルス薬のレムデシビルはゲームチェンジャーである可能性があると思います」とヒドロキシクロロキンなどへの期待感を述べるとともに、食品医薬品局(FDA)に対しこれらの薬を新型コロナウイルス感染症に用いることについての承認作業を迅速に行うよう指示したことを明らかにしました。
また、トランプ大統領はTwitterでも、「ヒドロキシクロロキンとアジスロマイシンは、一緒に摂取されることで医学史の中で最大のゲームチェンジャーの1つになる可能性を秘めています。
FDAはこれまで成果をあげてきました。ありがとう!両方の薬が迅速に実用化されることを願っています。人々は死んでいっています。迅速に動き、すべての人に恵みがあらんことを!」と投稿しています。
この発表は新型コロナウイルスの不安に苦しむ人に希望をもたらした一方で、深刻な事態も招いています。
アリゾナ州では3月22日に、トランプ大統領の発表を聞いた夫婦がペット用品として販売されていたリン酸クロロキンを服用して30分後に病院に運び込まれ、68歳の夫が死亡、61歳の妻も重体となる事件が発生しました。
また、アメリカから遠く離れたナイジェリアでも、クロロキンを服用した3人が中毒症状を発症したと報じられています。
これを受けてナイジェリア疾病予防管理センターは「WHOは新型コロナウイルスにクロロキンを使用することを承認していません。
絶対に自己判断でこの薬を服用しないでください。害になるだけでなく、死に至る危険性があります」との警告を発表しています。
こうした混乱の影響を最も大きく受けているのが、本当にヒドロキシクロロキンを必要としている患者です。
アメリカ合衆国の非営利・独立系の報道機関ProPublicaは「体を衰弱させる病気持つ一部の人々は、既にヒドロキシクロロキンの入手が困難な状況にあります」と報道。
全身性エリテマトーデス患者の支援団体であるループス財団も、マイク・ペンス副大統領らに宛てた嘆願書の中で「新型コロナウイルスに起因するヒドロキシクロロキンなどの需要の増加が、この薬を頼っている患者の薬の入手性を悪化させていることを懸念しています」と述べて、窮状を訴えています。
こうした薬不足に、一部の利己的な医療関係者が拍車をかけていることも指摘されています。
アメリカではヒドロキシクロロキンは原則として医師の処方箋がなければ入手できませんが、新型コロナウイルス感染症患者へのヒドロキシクロロキンの使用が承認されるのを見越した医師が、不正に処方箋を発行して自分や家族のためのヒドロキシクロロキン確保に動き出しているとのこと。
イリノイ薬剤師協会の事務局長であるガース・レイノルズ氏はProPublicaの取材に対し「医師が自分や家族のために、ヒドロキシクロロキンの処方箋を書いています」と指摘。
レイノルズ氏のもとには、全国の薬剤師から「関節リウマチであることが疑わしい人がヒドロキシクロロキンの処方箋の処方箋を持ってくる事例」の報告が数多く寄せられているそうです。
レイノルズ氏はこうした一部の医療関係者について、「恥ずべきで、完全に自己中心的です」と非難しました。
イリノイ薬剤師協会は今後、医療団体などに呼びかけを行って、医師や医療助手などが自分たちのために処方箋を発行するのを防止していく考えだとしています。
参考:https://gigazine.net/news/20200325-unproven-coronavirus-medicine-doctors-prescriptions-themselves/
プラケニル騒動で、入手が困難になる日が来ないことを願います。
また情報が入り次第、追記していきます。