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本日も、なまけ日和(全身性エリテマトーデス男・血小板減少症ITP)

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脾臓摘出手術レポート①前日~手術当日 ITP 血小板減少患者

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脾臓摘出手術レポート①前日~手術当日 ITP

 

【現在の使用薬】

 

①水溶性ステロイド40㎎朝・昼・夕(120㎖)

②バクトラミン(抗生剤)夕:2錠

③ロミプレート2回目0.25㎖

④クエン酸第一鉄Na(鉄剤)夕:1錠 7月28日~

⑤アレンドロン酸錠(35㎎朝食前30分以内 1錠(骨粗鬆症薬) 週1回(8月2日~)

⑥カルフィーナ(骨粗鬆症薬)夕1錠

⑦タケキャブ20㎎(胃薬) 朝1錠

⑧プラケニル200㎎×夕:1錠

⑨ネオーラル50㎎×6錠:朝=

⑩スローケー600㎎朝1・夕1錠

⑪IVIG2回目-2日目(500㎖)

 

【手術前日の流れ】

 

外科に転科・転棟

 

その後、麻酔の説明を受けた。最大のリスクは心停止。これは10万人に1人程度の確率だそうだ。

 

【へそ掃除】

 

今回の手術、へそにメスを入れる必要があるという理由で、へその掃除をされた。

 

仰向けになって、「あぁ綺麗ですね~これなら全然大丈夫そうだ~」と言いながらグリグリとヘソをほじくられ、掃除された。

 

これが意外と痛かった。

 

【最後の晩餐?】

 

明日は、いよいよ手術当日。ということで明日の朝からは絶食になる。

 

オペ前最後の食事は、「柔らかい食事になります」と言われていたとおり、お粥だった。

 

この、お粥がマズすぎて食べられなかった。

 

もともとお粥が好きじゃないけれど、あまりのまずさに妻に試食をさせたところ、同様の反応だった。

 

これほどマズいお粥は初めて食べた。

 

幸い、他のオカズは、普通に食べられたものの、最後の晩餐になるかもしれないというのに、なんとも残念な結果になった。

 

こんなこともあろうかと、大好物の“しじみの味噌汁”と“LOOKチョコ”をコンビニで買ってあったことが、救いだった。

 

それらを食べ、最後の晩餐が終了した。

 

さぁ、明日はいよいよ手術。手術で眠らされたらもう目が覚めないかもしれない。そんな恐怖は今はない。

 

外科の先生が、あまりに自信満々だったから不安よりも安心感の方が上回っている。

本当に素晴らしい先生に出会えたとことに心から感謝だ。

 

あの自信満々の先生に執刀してもらって、ダメだった場合はもう仕方ないだろう。

あとは先生の技術に任せるしかない。

【手術当日の流れ】

 

手術当日だと言っても、特別変わりはない。相変わらず眠りは浅く、何度か夜目覚め、いつものように4時には起床した。

 

術後は、しばらく寝たきりになるだろうから、ゴロゴロせずにあえて起きておくことにした。

 

飲水は7時までの約束なので、腹減り&採血対策で1ℓほど水を飲んでおいた。

 

【採血結果】

 

外科のナースが3本の採血をしてくれた。紫斑や出血の止まり具合から考えて、けっこう血小板が良い値だろうことが分かった。朝からいい傾向だ。

 

きっと手術ができるだろう。

 

結果は・・・

 

手術当日に血小板が5万以上になるように数日前から、かなり多い量のステロイドを入れ、ロミプレート・IVIG・パルス療法も併用するという最強の治療を行ってきた。

 

そのリスクをとった攻めの治療の甲斐があり、手術当日の血小板値は7万にまで上昇してくれた。

これだけ強い治療を組み合わせても7万までしか上がらないという見方もあるけれども、ずっと1万以下で危険域をさまよっていたことを考えると、上出来と言える数値だ。

 

ひとまず最低限、手術実施可能の基準は越えたので、本日の手術は可能という判断となった。

 

ここにきて血小板値が低いので手術できませんと言われたら、ずっこけてしまうところだ。

 

【いつ呼ばれるか分からないドキドキ感】

 

通常は、手術の予定を事前に組み、スケジュールを決めるので時間が決まっているのだが、僕の場合は「緊急枠」でとってもらっている。

 

ということで、時間が当時の9時過ぎにならないと決まらないのだ。

 

早ければ朝9時30分から手術できるが、当日の朝に救急車で急患が運ばれてきた場合は、その方が優先になるため、手術が午後になる場合もあると説明された。

 

稀にそういう方が何人も搬送された場合は、手術が延期になる場合もあるとのこと。

 

何時に呼ばれるか分からないという僕が苦手な状況に加え、手術のプレッシャーから、そわそわしてしまった。

 

ただ、不思議なことに「きっと9時30分に呼ばれるな」という予感があった。

 

こういう予感は結構当たる。

 

そして、9時20分になり、日勤ナースが部屋に駆け込んできた。

 

「手術が9時30分からになりました。準備してください。」

 

いくらなんでも、連絡がギリギリすぎじゃない!?

とは思ったものの、9時30分の予感がしていたおかげで、心の準備はバッチリ。

 

特に動揺することもなく、むしろテンションが少し高まっていたほどだった。

 

声をかけられてから、水溶性プレドニン120㎎を10分ほどで急速滴下し、車椅子で手術室へ向かった。

 

 

【いざ手術】

 

いよいよ、手術室に向かう部屋のドアが開いた。

手術着を着た医師や看護師が大勢いる。

 

ついに、この瞬間が訪れた。

ついに、ここまで来てしまった。

 

「手術をして、そのまま死ぬかもしれないんだよな・・・」

そんなことが頭をよぎったが、そんなことよりも、うまくいったらこの生活を終わらせることができるかもしれない。

 

それは、かすかな希望には違いなかったが、その希望のおかげで不思議と恐怖は感じなかった。

 

これから行う手術の確認などを数人の医師たちと行った後、手術台に仰向けになった。

 

着々と手術の準備は進み、大きなモニターにバイタルが表示されていた。

 

優しいおばちゃんナースのおかげでリラックスはしていたつもりだけれど、それでもやっぱり内心は怖かった。

 

さっきは、恐怖は感じなかったと言ったけれど、本当はそんなことはない。

数分後に目を閉じたら、もう目覚めないかもしれない。

 

そんなことを考えると、どうしても恐怖がよぎるのは当然だ。

 

ふとモニターに目をやると心拍数77という数字が光っていた。

 

「心拍数は思ったより上がっていないけど、実は手術が怖いです」

 

そんな雑談をしながら、眠らされるまでの時間を過ごす。

 

ナース

「これからボーっとする点滴が入りますよ~」と言われ、すぐにボーっとしはじめた。

 

そして、口と鼻を覆うマスクをつけられ、本格的に眠らされる準備が整った。

 

ナース

「これから全身麻酔なのでゆっくり深呼吸してくださいね~」

 

これは経験上、どんなに起きていようと思っても確実に眠らされるものと知っていた。

 

“無事に目が覚めますように”と祈っているうちに、あっという間に意識を失った。

 

【男は目覚めた】

 

13時過ぎた頃

 

「無事手術終わりましたからねー!!」

 

どこかから、元気な女性の声が聴こえてくる。

男は無事に生還し、目覚めたのだ。

 

麻酔の影響だろう。かなりボーっとする頭ではあったものの、無事手術がうまくいったことが分かった。

 

「いてててて!」

同時に、強い腹痛とバルーンカテーテルの痛みに襲われた。

 

 

直後に先生からの説明で、出血も10mlと少なく、安全に手術ができたと告げられ一安心した。

 

さらに嬉しいことに、バルーンカテーテルの痛みは前回の肺手術の時よりは弱かった(もちろんそれでも痛かったのだが)。

 

これだけでも十分ラッキー!

 

ひとまず無事に生還できたことを喜んだのだが、痛みが強く、全然動ける感じではなかった・・・

 

【HCU】

 

手術前の説明では、ICUに入るかもと聞いていたが、僕が入ったのはHCUの個室だった。

 

HCUはHigh Care Unitの略で、主に全身麻酔手術後の方や一般病棟での管理が困難な状態の患者が入ることになっている。

 

手術が終わってまず感じたのは、首の痛み。固い手術台のせいで首の筋肉を痛めていたのだった。

 

首がこってどうしようもない。目を覚ましてからは、しきりに首のマッサージをしていた。

 

首が少し落ち着くと、次に気になるのは、やはりお腹とバルーンカテーテルの痛みだった。

 

正直、術直後の痛みなので、気になるというレベルの話ではなく、強烈だ。

 

HCUでの生活はとにかく苦痛そのもので、まず部屋がとにかく寒い。

 

本当に寒すぎて凍えてしまうかと思うほどに寒かった。

 

この日の夜は、とにかく痛くて動けない状態ではあったものの、痛み止めや眠剤を使ってくれたおかげでウトウトしながら朝までの長い時間を潰すことができた。

 

そんなこんなで、懸念されていた出血が止まらない事態にはならず無事に手術は大成功に終わった。

 

これで辛いことは終わった。万々歳!とはならないのが人生なのだろう。

僕にとっては、ここから先が本当の地獄だった・・・

 

2日目につづく

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