脾臓摘出手術レポート⑥6日目 血小板減少患者 ITP
【身体症状】
状況良好、調子は良くなっている。睡眠3・4時間だけど元気!
昨日、お腹のドレーンを抜いた後に排便があった。
その後から腹部の痛みがかなり軽減し、楽に身体が起こせるようになった。
それと、食後のお腹の痛みも軽減したと感じている。
お腹の痛みも少し落ち着いてきて、ベッド柵に掴まれば普通に起きあがれるようになった。
【外科回診】
朝食後、外科の先生が傷の確認に来てくれた。
「傷の具合見せてくださいね~。うん、もう大丈夫ですね。昨日、チューブを抜いたところからも特に出血もしていないし、大丈夫!」
「もう腹巻も今日卒業でオッケー!うん。シャワーも入っていいです。ガーゼも全然汚れていないし、えーい、とっちゃえ~!」
ベリッ
いつものように非常に軽いノリでガーゼをベリッとはがしてくれた。
ちゃんと診てくれてるからいいけど、なんでそんな軽いノリなの?と笑いそうになった。
こうして腹巻卒業の指示をもらったので、さっそくパジャマから私服に着替えた。
ジーンズとシャツのスタイルに変身!なんだかもう今日退院するみたいな雰囲気が一気に出た。
気分が違うね!全然違う!
ただ、ベルトがちょうど傷口に当たって痛いので、ズボンはしばらくジャージにしておこうと思う。
【シャワー】
久々にシャワーを浴びることができた。
傷口がある分、痛みは感じるもののそれほど気にならない。
そっとであれば、ほとんど普通にシャワーを浴びることができた。
お腹は相変わらずパンパンに膨れているし、調子が悪くなると困るので短時間でサッと出た。
久々のシャワーはやはり気持ちが良かった。
【リウマチ科回診】
朝食後、リウマチ科の回診。
主治医
「今日の血小板は39万です。調子はどうですか?」
僕
「昨日、お腹のドレーンも抜けて傷の具合も良いと言われています。楽に身体が起こせるようになったことと、食後のお腹の痛みも軽減してきていい感じです」
主治医
「順調ですね。あとは順次ステロイドを下げて調子が悪くならないかを確認するというところですね。」
僕
「あまりに順調すぎて怖いくらいです。ネオーラルやめてステロイド減らしてもまだまだ血小板が上がっているのはビックリしますね」
主治医
「ロミプレートを打ったのもありますからね。そろそろ血小板も落ち着くと思いますよ。」
「今後は、水溶性プレドニン40㎎から内服の30mgに変更して調子が悪化しないことを確認します。あと2週間くらいで退院できることを目標として考えています。その後は、プレドニンを2週間毎くらいでどんどん減らしていきましょう」
「血小板は安定しているので、外出も外泊もしていいですからどんどん動いてくださいね。体力が落ちてしまいますから。」
全てが順調に進んでいる感じ。あまりに順風満帆で怖い。
今までこれほど治療効果が出たことがないだけに、にわかには信じがたいというのが正直なところ。
本当に夢見心地とはこのことだ。
ついこの間までは地獄にいた気がするけれど、今は天国にいるかのような幸せな気分だ。
7日目に続く