エコノミークラス症候群を防ぐ簡単な方法 熊本地震で死者11人

今朝のニュースで熊本地震での死者が48人。そのうち11人がエコノミークラス症候群によるものとの報道を目にしました。

 

人ごとではない、この恐怖のメカニズムを理解し、対策をすることで同様の原因による死者を一人でも出さないために出来るだけ多くの方に読んでいただき、被害を最小にする貢献が出来れば幸いです。

  

その対策についてまとめます。

 

そもそもエコノミー証拠群とは

飛行機や車などでの長時間の座位姿勢で発生することが多いことからエコノミークラス症候群・ロングフライト症候群などと言われている。

 

医学的には

深部静脈血栓症(DVT)と呼ばれる。

深部の静脈系に血栓ができ、静脈が閉塞してしまう状態。

血栓は下半身に発生することが多く、その血栓が血流にのって肺動脈に詰まると【肺血栓塞栓症(PTE)】となり、突然の呼吸困難や胸痛に襲われる。

脳に詰まれば【脳梗塞】・心臓では【心筋梗塞】になるという恐ろしいものです。

 

血栓が出来る誘因 

1、血流停滞

2、静脈壁障害

3、血液凝固能亢進

 

上記3つが挙げられますが、日常生活で一番関連があるのは1の血流停滞に関してなので、これについて説明させていただきます。

 

①長期臥床や、特に長期座位姿勢(長時間の同じ姿勢)

②脱水

③運動不足

これらによって血栓が出来る確率が高くなります。

 

全てに共通するポイントは【血流改善】になります。血流が悪くなると血栓が出来る確率が高くなるからです。 

対策 

①水分を摂取

人間は不感蒸泄といって、皮膚や肺から約1ℓ/1日も水分が蒸発しているので、尿として出ていなくても案外水分は奪われていることがあります。

 

この対策は、水分を摂ることになるわけですが、避難所生活では、食事もままならない現状が報道されていたので、水分摂取も十分に行えない可能性があります。

 

では、その場合に行える他の対策としては

②長時間同じ姿勢をとらない

特に座っている姿勢では膝が曲がり、重力で膝下に血液がいきやすい状況になります。その状態でいると徐々にふくらはぎの方へ血流が滞り溜まってきてしまいます。その状況が長く続くと血栓が出来てしまうというメカニズムです。

 

水分不足であれば、より血栓が出来やすい状況になります。短時間なら大丈夫かもしれませんが、夜間に車の中で座った状態で寝ることは危険な場合もあると思われます。

 

もしも車中で就寝されるのであれば、脚は伸ばすか、見た目は悪いですが、ハンドルの上などに載せ、上に挙げておくと良いでしょう。

 

③軽く運動する(筋ポンプ作用で血流改善)

運動といっても、本当に軽い運動です。座った状態でも、寝た状態でもOKです。足首を上下にパタパタと動かすというだけです。いわゆる筋ポンプ作用を利用したものです。

 

筋ポンプ作用

例えば、ホースで水まきをしている時に、ホースをつまむと水の勢いが良くなりますよね。その現象が血管でも起こせるということです。つまり、つまむ役割を筋肉にしてもらおうというわけですね。

 

立った状態でやらなくても、椅子に座った状態で、ゆっくり10回程度足首をパタパタと動かすだけで十分に血流が改善するという検証データも出ています。疲れる運動ではないので、こまめに取り入れるだけで全然違ってくると思います。

 

④ふくらはぎを軽くマッサージ

ふくらはぎを軽くマッサージすることで、上記の筋ポンプ作用を起こすということです。それと、足首の方から心臓の方へと、さするように軽くマッサージすることも効果的です。

 

症状・外観

DVTの状態になった場合、徐々に「むくみ」ます。片脚だけの場合はその側だけむくみますが、両脚の場合は同時にむくんできます。

色としては、赤紫~青紫など明らかに色が悪くなってくるので、脚(足)を観察するということも結構大事になります。

 

簡易的な検査法

Homans兆候といって、膝を伸ばした状態でつま先を膝の方へ近づけることで、ふくらはぎに痛みが出た場合は、陽性です。アキレス腱やふくらはぎの筋肉が伸びて痛い場合もあるので、確実に血栓が出来ているという診断にはなりませんが、DVTでは陽性になる検査ということです。

 

人ごとではない、この恐怖のメカニズムを理解し、対策をすることで同様の原因による死者を一人でも出さないために出来るだけ多くの方に読んでいただき、被害を最小にする貢献が出来れば幸いです。

 

1日も早い復興を願い、簡単ではありますが、まとめさせていただきました。

何かご意見などございましたら、コメントよりお願いいたします。

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なまけサバイバー

なまけサバイバー

ハイパーポジティブなSLE男。 発症2年で11回の入院を経験。医師から超難治性患者と言われている。 社会復帰・病状安定を目指す傍ら、役立つ医療情報や実体験の発信を行っている。 連絡先・プロフィールはコチラ

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